ビジネス未来人
教育テレビ毎週日曜日午後7時30分〜7時55分
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2006年6月9日(金)放送
 
「客の声を聞け 職人たちの挑戦」〜栃木県都賀町商工会職人グループ代表・谷田貝孝一さん〜
生き残るために客と近づきたい
谷田貝さんは昭和63年、栃木県都賀町で板金塗装工場を開業した。
当初は自動車ディーラーの下請けとして順調に仕事を増やした。
しかし元請けからは無理難題が降ってくるようになる。

“下請け仕事に頼っていては不安定なままだ”

谷田貝さんは、独自の客を開拓するために、突破口を探した。
そして平成9年、思い切った試みを始めた。
工場や道具を一般の客に貸し出し、客が自分で安上がりに修理できるようにするというものだ。
それまで接することのなかった一般客を獲得したいと考えた。
その結果、一度自分で修理をした客が、大きな修理をする時には、谷田貝さんの工場に頼んでくれた。
さらに、口コミによって直接修理を依頼してくれる客も増えた。こうして谷田貝さんは、独自の顧客の獲得に成功した。
栃木県都賀町商工会職人グループ代表
谷田貝孝一さん
「自分で自分の車を修理するっていう人達を、いわゆるレンタルガレージという集客エンジンで集めて、その方たちが楽しんだ。この部分では利益は出ないはずなんです。この部分は捨ての部分であって、逆に言うと、職人のありがたみを分かる人達を集めた。この人たちによって、体験した口コミが、自分で出来ない人たちに広がるわけですよね。自分で出来ない人たちが、我々に本業の仕事を還元してくれるという仕組み作りなんですよね。」(栃木県都賀町商工会職人グループ代表 谷田貝孝一さん)
栃木県都賀町商工会
そんな谷田貝さんの成功に刺激されたのが、商工会の会員仲間の職人たちだ。

町でモノ作りに携わる自営業者はみな危機感を持っていた。決まった仕事をこなしているだけでは生き残れないと感じていたからだ。
  その状況を変えるために、どうしたら客と接する機会を作れるか、何度も話し合った。
そして平成14年にスタートさせたのが、それまで町で開かれたことがなかったフリーマーケットだ。何よりも良いのは、お金を掛けずに気軽に店を出せること。本業が忙しい中で、無理せずに続けていこうということになった。
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